ウィーンの日々(四日目 5月11日)

今日はシューベルトとシュティフターへの旅です。

・・・が、その前に恒例の朝散歩。宿泊先からウィーン川に沿ってStadtpark方面へとてくてく歩きました。すると、川沿いの壁にこんなの発見!

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ユーロネタ。それにしてもこのカッパみたいなの何でしょう??

さて、またもD線に乗って、今度はNussdorfよりもずっと手前のAlthanstraße停留所で降りました。
Schubert Geburtshaus(シューベルトの生家:博物館になっています)を目指すのですが、その前に、シューベルトが洗礼を受け、音楽の基礎教育を受けたLichtentaler Pfarrkircheへ立ち寄りました。
とても美しい教会でしたが、残念ながら入口までしか入れませんでした。

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Nußdorfer Straße沿いにある、ごく普通の(古い)建物に表示が出ています。
木の扉が閉まっていたので、一瞬、臨時休館かとヒヤヒヤしましたが、ノブを下げると開きました〜

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中へ入るとこんな感じ。簡素な中庭の奥には木々の美しい緑が見えます。

シューベルトのファンは多そうですから、さぞかし賑わって・・・と思っていたら、
そのときのお客は私たちだけで、スタッフは受付の女性と監視の男性のお二人だけ。
しかも、このおぢさんがクセ者で、Kが言うには、以前、ハイドンの博物館におられた方と同一人物ではないかと。とにかく無愛想で、めんどくさそうに各部屋の扉を開けては、早く見て出ろ!と言わんばかりに何度も見に来られるのです。ハイドンのときも同じような対応をされて、落ち着いて見られなかった記憶があります。たしかにこの人だったかも。
でも、今回は負けないぞ!とばかりにゆっくり見て回りましたよ〜(でも居心地は悪かった)
シューベルトが幼い頃に暮らしていたということで、ちょっとかがんで(小さなシューベルト君の気分で)窓から外を眺めてみましたよ♪彼もこの窓から見上げたかもしれない空を。

日記の一部が展示されていたのですが、モーツァルトの音楽に感銘を受けた若者の熱烈な気持ちが綴ってあるのに感動しました。美しいものへの素直な感受性、美しい言葉を紡ぎだす心。
シューベルトの音楽を愛し、応援した友人たちが多かったというのも頷けます。

それから、眼鏡。小学校の音楽室に飾ってあった、音楽の教科書に載っていた「シューベルト」のかけていた丸眼鏡が展示されていましたよ。本当にこんな眼鏡かけてたんですね〜

このシューベルト博物館に、理由はわかりませんが、Adalbert Stifterの絵画展示が一部屋あります(別料金)。このコンビは、私にとって最高で、知ったときには本当に小躍りしてしまいました。
ただ、あのおぢさんがねぇ・・・いや、負けないけど。
シュティフターの絵画そのものには、正直なところ、そこまで魅力を感じませんでしたが、それでもモノの見方がすでにシュティフターで、空や雲、岩や石を細やかに観察する目は文学作品に通じています。優しい目線の人だったということが再確認できて、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
そうそう、飼い犬のプッツィを描いた小品がとても可愛らしかったです。

シュティフターの図録だけ買って(実は、私が財布を忘れていて、持ち合わせが心細かった上にカードが使えなかったのでした 涙)、おぢさんにもさよならを言って外へ出ました。

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Nußdorf行きD線。こんなんばっかり載せてると「鉄」ですかね(苦笑)でも、この市電、可愛くないですか〜?

帰りは一度WU(ウィーン経済大学)前で降りて、調べてあったコーヒーやさんに行ってみました。
The Roastは、地下にあるPizzeria Ristorante Al Denteとメニューをシェアしているようです。
お昼ごはんはAl Denteで、私は懲りずにアスパラのグラタン(アスパラのリゾットを頼んだら店員さんが間違えた・・・けど、こっちで良かった♪すごくおいしかった〜)でよかったのだけれど、
Kは頼んだパスタが給食で出る「ソフト麺」(わかります?)状態で、しかも苦手なピリ辛トマトソースだったもんでグッタリしてました。このお店、たぶんピザを頼むのが一番なのでしょう。釜焼きでおいしそうな匂いがしてましたから(苦笑)
食後のお口直しにThe Roast(まぁ、言うなればスタバのような感じの自家焙煎のお店でした)でコーヒーを持ち帰りにしてもらって飲みながら経済大学キャンパスを見学しました。

電車に乗ってなんとなくUniversität Wien(ウィーン大学)前の停留所で降り、さらに大学の見学です。こちらでは、ちょうど中庭で博士の学位授与後のパーティが行われていました。おめでとうございます!回廊に並ぶ名誉博士の銅像やレリーフに歴史を感じます。

そこからリング内に入って歩いていくと、私を呼び寄せる建物が・・・
Mag. Kottas Kräuter- und Teehaus(ハーブ、ハーブティの専門店)です。
香りが気に入ったブレンドアロマオイルを購入。

それからLobkowitzplatzにあるKHMに属するÖsterreichisches Theatermuseumで開催中のマーラーに関する展示 Leider bin ich ein eingefleischter Wiener(「残念ながら私は骨の髄までウィーン人なのだ」というマーラーの有名な一言をタイトルにしています)を見ました。
ここでも日記や手紙のフレーズに感動。アルマを想って書いた詩がすてきで、昨夜のAdagiettoを思い出しました。

ちょっと休憩で、Oberlaaでお茶。となりに座った地元のおばあちゃんが店員さんとおしゃべりするのがかわいらしくて(方言がすごすぎてほとんどわかんないけど)音を楽しませていただきました。
こちらはそろそろお土産計画。

あとは本屋。SchwarzenbergstraßeにあるÖBV Buchhandlungが私のニーズに応えてくれました☆
シュティフターのWarenauslagen & Ankündingugenというエッセーを入手。

<文字制限超えそうなので後編に続く・・・ほんと、長くてすみません>
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by nussdorf | 2010-05-24 22:05 | Reise

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演奏会&リンク集

☆心にかかること
東北関東大地震関連のボランティア情報(全国)

♪演奏会のお知らせ
2015年7月26日(日) 午後4時開演
愛知県芸術劇場コンサートホール
愛知祝祭管弦楽団/指揮:三澤 洋史
合唱:グリーン・エコー
マーラー:花の章
マーラー:交響詩「葬礼」
マーラー:カンタータ「嘆きの歌」

2015年12月13日(日) 午後2時開演
京都府立けいはんなホール メインホール
けいはんなフィル/客演指揮:粟辻 聡
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
フランツ・シュミット:交響曲第1番


♪リンク集
<おんがく>
けいはんなフィルハーモニー管弦楽団
セタフィルハーモニックオーケストラ
京都新祝祭管弦楽団
北軽井沢ミュージックセミナー
交野音楽家クラブ 「音夢の会」
京都市交響楽団
大阪交響楽団
日本センチュリー交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団
関西フィルハーモニー管弦楽団
NDR 北ドイツ放送響
SWP Konstanz 南西ドイツフィル(コンスタンツ)
DSO ベルリン・ドイツ響のブログ
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