ウィーンの日々(五日目 5月12日)

出発前から仕事が忙しくて、体調万全ではなかったKがついにダウン。
四日目の夜中から熱を出してしまいました。
持てる薬を総動員して、とにかく休むしかありません。

五日目の朝、Kはけっきょく紅茶だけ、私は逆に買っていた食材を使い切るために作った2人分の朝食をお腹におさめ、いつもよりだいぶゆっくりしてから出かけました。

路面電車に乗ってNaschmarkt方面へ。


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Ketenbrückengasseにある、シューベルトが亡くなった家

こちらも展示があるのですが、次の旅へ残しておくことにしました。
外からだけ見て、その近くにあるコーヒー豆焙煎所を目指します。
こちらのサイトで紹介されていて興味を持ち、ぜひ豆を買って帰ろうと決めていたのでした。(国内外の旅先での情報が満載のステキなサイトです♪)

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Kaffeerösterei Alt Wien
Schleifmühlgasse 23,1040 Wien

お店の入口でまったりしている若いお兄ちゃん二人。なんだぁ、この人たち・・・と思いながら店に入ったのですが、実はお店の人でした(苦笑)商売っ気なさすぎ。

ちょうど焙煎しているところだったようです。

味や飲み方の好みを伝えてオススメしてもらった中から、
Alt Wiener Gold(ブレンド)
Smatra Mandheling Bio(ストレート オーガニック)
を購入。

紅茶(オーガニック)やココア(カカオの濃さが選べる)もこだわりのものを置いているようです。
また、店の奥に小さなカフェコーナーがあり、そこでコーヒーを飲むこともできます。
せっかくなので買ったものとは違う豆で淹れていただきました。
とても良いお味で、私たちの好みにはドンピシャでした。これは帰ってからも楽しみです。
コーヒーをいただきながら、ちょうど焙煎が終わった豆を移し替えたり、ハンドピックしている様子を眺めていると、その間にも地元のお客さんが来られてはお気に入りの豆を買って行かれます。
気取らず気負わず、でもプライド持ってやってる感じが好印象でした。

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カフェコーナーのレジ。手回しの古い古い機械。表示も懐かしいシリングとグロッシェンです


コーヒー豆の次はチョコレートの大量買い(笑)一瞬、手持ちのカードが使えないかと青ざめたのですが(しかもレジ打ち始まってから!)、無事使えました。あんなにハラハラしたのは久しぶり。それから、紅茶。ドイツ語圏で紅茶??と思われてしまうかもしれませんが、けっこう紅茶専門店も多いのです。Staatsoperのすぐ近くにあるJägerteeでは、大きな茶缶に入っている茶葉を、その場できちんと計って小分け袋に入れて下さいます。シックな袋も気に入りました。
Jägertee
Operngasse 6,1010 Wien

このお店では中国茶、日本茶も多く取り扱っておられる様子だったので、かねてから疑問に思っていたことを聞いてみました。「ヨーロッパの方々は緑茶にはフレーバーがついていないと飲めないのですか?」すると、店員さんは、「そんなことないですよ。うちではフレーバーを付けない、そのままの日本茶も扱っています」と言って、いくつか見せて下さいました。その中にKUKICHAと書かれたものがあったのですが、彼女が「この名前は本当はどういう発音なの?」と聞いてこられました。ドイツ語だと「クキハ」と読んでしまう人が多いようです。正しくは「クキチャ」(ドイツ語の場合はKUKITSCHAと考えてみる)とお伝えできたのは、ちょっとお役に立てたようで嬉しかったです。Kも英語で「KUKIは茎のことで・・・」と説明してました♪

けっこうな荷物を抱えながら、昨日買いそびれてしまったマーラーの展示の図録を入手し、部屋へいったん戻りました。Kはすぐに横になり、演奏会まで体力温存です。
私は病人の横でちょこっと練習してました。音量はしぼりましたよ〜
あとはテレビの恋愛ドラマ(めずらしいし)など見ながらおみやげのパッキング。


・・・しかし、私は病人ではないので、さすがにお腹がすきました(げっそり)
Kも何かお腹に入れた方がよいし、夕方、少し早めに出て軽めのものを食べることにしました。

ウィーン最後の晩餐は、Kのお友達に教えていただいていたお店で。Immervoll(いつでもいっぱい)というネーミングどおりの人気店らしいのですが、意外に簡素でこぢんまりとした店構え。気づかないで通り過ぎてしまいそうでした。さらにカード不可。カードをアテにしていた私たちは、一度、店の前を通り過ぎてお金をおろしにいきました。

早めに行ったのが功を奏し、予約の入っている時間までという条件(2時間もあるから十分☆)で席に着きました。見ると、どのテーブルにも予約時間を書いた伝票が置いてあります。夕食の時間にはImmervollなわけですね!スゴイ。
残念ながらKはあまり食べられないのでオレンジジュースとスープ、私は炭酸割りのリンゴジュースにお肉の入ったサラダ。どちらもおいしい!次回はもっとがっつり食べたいで〜す。
Immervoll
Weihburggasse 17,1010 Wien

さて、しめくくりはMusikvereinのGläserner Saal/Magna Auditoriumで聴く室内楽です。
Plattform K+K Vienna
ヴァイオリン:Kirill Kobantschenko, Bernie Mallinger
ヴィオラ:Gerhard Marschner
チェロ:Florian Eggner
クラリネット:Norbert Täubl
ピアノ:Christoph Eggner

プログラム:
S. プロコフィエフ:クラリネット、弦楽四重奏、ピアノのためのヘブライのテーマによる序曲
B. バルトーク:ヴァオリン、クラリネット、ピアノのための「コントラスツ」
G. ヴォルフガング:ピアノ四重奏のための「変容」
Z. コダーイ:ヴァイオリン、チェロのためのデュオ
A. コープランド:ピアノ、クラリネット、弦楽四重奏のための六重奏

こんな超豪華プログラムは滅多に聴けません。そして、クラ吹きとしてはトイブル氏の室内楽をとても楽しみにしていました。
それにしても、意外にお客さん少ない・・・ウィーンは京都と似てる??もったいないなぁ。

この演奏会は聴けて本当によかったです。メンバー全員の妥協のない音楽づくりは集中力が途切れることなく(コダーイでチェロの弦が切れて一時中断があったのですが、その後の演奏でもテンションが下がることなく最後まで弾ききり、お客さん大興奮でした)、誰かが突出することもなく、まさにアンサンブルのあるべき姿でした。
また、トイブル氏の(技術は言うまでもなく)静かなたたずまいと自然で温かな音色にはお人柄が垣間見えるようで、この場に居られたことに心から感謝しました。

もう一つステキな偶然が。なんと、1年間のご予定でウィーン留学中のKNさんとの思いがけず再会。久しぶりにお話ししました。お元気そうでとても嬉しかったです。

Kが元気だったらもっとよかったね。でも、最後までがんばってくれて本当にありがとう。
さぁ、戻って荷造りして、明日はいよいよ帰りますよ〜
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by nussdorf | 2010-05-28 20:48 | Reise

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演奏会&リンク集

☆心にかかること
東北関東大地震関連のボランティア情報(全国)

♪演奏会のお知らせ
2015年7月26日(日) 午後4時開演
愛知県芸術劇場コンサートホール
愛知祝祭管弦楽団/指揮:三澤 洋史
合唱:グリーン・エコー
マーラー:花の章
マーラー:交響詩「葬礼」
マーラー:カンタータ「嘆きの歌」

2015年12月13日(日) 午後2時開演
京都府立けいはんなホール メインホール
けいはんなフィル/客演指揮:粟辻 聡
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
フランツ・シュミット:交響曲第1番


♪リンク集
<おんがく>
けいはんなフィルハーモニー管弦楽団
セタフィルハーモニックオーケストラ
京都新祝祭管弦楽団
北軽井沢ミュージックセミナー
交野音楽家クラブ 「音夢の会」
京都市交響楽団
大阪交響楽団
日本センチュリー交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団
関西フィルハーモニー管弦楽団
NDR 北ドイツ放送響
SWP Konstanz 南西ドイツフィル(コンスタンツ)
DSO ベルリン・ドイツ響のブログ
はぐれフルートアンサンブル

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JMM by 村上龍
ドイツニュースダイジェスト

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